9月のVW米国新車販売、1972年以来の新記録

自動車 ビジネス 海外マーケット
フォルクスワーゲン パサート(北米仕様)
フォルクスワーゲン パサート(北米仕様) 全 5 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカは10月2日、9月の新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は、9月としては1972年以来の新記録となる3万6339台。前年同月比は34.4%の大幅増で、25か月連続で前年実績を超えた。

好調な販売の原動力になっているのが、北米専用セダンの新型『パサート』。同車は9月、9500台を売り上げた。前年同月比は199.1%という伸びを示す。

パサートを台数で上回ったが、『ジェッタセダン』で1万2584台。しかし、前年同月比は4.1%減と、2か月ぶりのマイナスだ。6月に現地発売された『ザ・ビートル』は2622台を登録。前年実績の3.6倍という好調な立ち上がりを見せる。

また、欧州で新型が発表されたばかりの『ゴルフ』シリーズも引き続き人気。9月は、前年同月比29.5%増の3250台を売り上げた。追加設定された高性能モデル、「ゴルフR」は330台を売り上げる。

SUV系では、『ティグアン』が前年同月比35.3%増の2202台と、9月の新記録を達成。『トゥアレグ』も26.2%増の828台と伸びた。一方、クライスラーグループからOEM供給を受けるミニバン、『ルータン』は28.7%減の822台と4か月連続で前年実績を割り込む。

フォルクスワーゲンの2012年1-9月米国新車販売は、前年同期比37.2%増の32万3089台。フォルクスワーゲンオブアメリカのジョナサン・ブラウニング社長兼CEOは、「9月の37%もの伸びは、我々の商品に対する需要が根強い証。年内にかけて、さらなる伸びが期待できる」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  3. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る