スマホ・車載機連携サービス、デンソー アルペジオ「車を熟知した当社ならではのサービスを提供」

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
スマホ・車載機連携サービス、デンソー アルペジオ「車を熟知した当社ならではのサービスを提供」
スマホ・車載機連携サービス、デンソー アルペジオ「車を熟知した当社ならではのサービスを提供」 全 22 枚 拡大写真

デンソーはカーナビ連携スマートフォンアプリ「smart G-BOOK ARPEGGiO(アルペジオ)」の商品説明会を開催した。説明会ではまず、同社情報通信事業部 情報通信サービス開発室の阿知波恵造氏がデンソーにおけるスマートフォンと車載機の連携への取り組みについて紹介した。

余り知られていないが、デンソーは通信ナビゲーションに対して長年にわたって取り組んでいる。ナビゲーションの事業がスタートしたのは87年で、その9年後の1996年には『MIUT』という名のHHDD通信ナビをテスト販売していた。トヨタのG-BOOKやカーウイングスが登場するテレマティクスが本格化する5年以上も前のことだ。

しかし2010年代に入ってからのスマートフォンの普及はカーナビメーカーの予想を遙かに超える速さだったという。「スマートフォンは我々の予想以上に普及し、その流れは止められない」と阿知波氏。こうしたスマートフォン時代に対して車載機メーカーはどのように対応すべきか、というところでスマートフォンと車載機をつなぐサービスの提供へと踏み切ったという。「スマートフォンと車載機それぞれの良さを活かしながら、運転中にもユーザーが安全に使うことができるサービスを提供したい」(阿知波氏)。

「当社はDSRCやBluetooth、DCMといった、車をネットワークにつなげる部分を積極的に取り組んできた。今後は車載機からセンターサービスを一気通貫的に通し、車を熟知した当社ならではのサービスを提供していく。アルペジオはそのセンターサービスの中にサービスのひとつの形と考えてもらいたい」と説明した。

アルペジオのベースになったのは、北米トヨタが2011年の秋から提供しているスマートフォン/車載機の連携サービス「Enuine(エンチューン)」だ。デンソーはこのEntuneを車載機とアプリ開発の両面で担当しており、「Entuneで培ったノウハウ・経験を日本の市場に投入したい」(阿知波氏)。

《北島友和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る