【日産 ラティオ 新型発売】エンジンとボディのダウンサイズで燃費性能向上

自動車 ニューモデル 新型車
日産・ラティオ
日産・ラティオ 全 6 枚 拡大写真

日産自動車から発売された新型『ラティオ』のアピールポイントは、クラスNo.1の燃費と、快適さと安心感を兼ね備えた5ナンバーセダンであるという。

その燃費に関して、同社商品企画本部商品企画室チーフ・プロダクト・スペシャリストの都築邦康氏は、「JC08モードで22.6km/LとこのクラスNo.1の燃費を実現し、平成27年度燃費基準10%を達成しました。従って、全車全グレード減税に適合しています」と述べる。

その達成方法については、ポイントの技術が4つあると話す。「ひとつめはダウンサイジングした1.2リッターエンジン。2つめは非常にワイドなギアレシオを持っている新しいエクストロニックCVTを採用しました」。この2つを基本としたうえで、「まず、ボディは旧型より70kg軽くすると同時に、空気抵抗もCd値0.31とクラストップの空気抵抗を実現しました。最後は、日産では定番の技術になってきているアイドリングストップを組み合わせることで、22.6km/Lと先代と比較し26%燃費を向上することが出来たのです」という。

このダウンサイジングエンジンの走りについて都築氏は、抜かりなく対応していると自信を見せる。「基本的にはボディを軽くする、そして、CVTの変速比を調整することで、旧型ラティオと遜色ないストレスのない走りが実現出来ています」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る