【メルセデスベンツ CLS シューティングブレーク 発表】豪華なクルーザーやヨットの世界観を表現

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メルセデスベンツ・CLS シューティングブレーク
メルセデスベンツ・CLS シューティングブレーク 全 6 枚 拡大写真

メルセデス・ベンツ日本は、『CLS』をベースにした『CLSシューティングブレーク』の発売を開始した。

「CLSは先代も含め、デザインが特徴的で、最も大事にしているのは流麗なラインです」と話すのは同社商品企画・マーケティング部商品企画2課の上野麻海さん。例えば、「テールゲートがあっても、(CLS同様)ルーフラインはなだらかで、(ウインドウグラフィックも)Bピラーからドロップする流麗なラインは、シューティングブレークでも引き続き採用しています。また、筋肉質なリアフェンダーのキャラクターラインも踏襲しています」とデザインの特徴を語る。

上野さんはもうひとつ大きな特徴があるという。それは、「designoウッドフロアやリアのシート形状などでラグジュアリー感を表現することにより、特別なものを選んでいるという気持ちにさせることです」と述べる。このウッドフロアについて、上野さんはドイツのモデル担当者に、なぜウッドフロアをシューティングブレークで採用したのかを尋ねた。その理由は、「ステーションワゴンやSUVでも出来るが、シューティングブレークから始めることに意味がある。なぜなら、少し豪華なクルーザーやヨットの中はウッドフロアになっている。その世界観がシューティングブレークにぴったりだから」と話した。

シューティングブレークという名前自体は、ドイツ本国でもあまり知られていないと上野さん。「そこをあえてシューティングブレークと名付けたことに意味があります。CLSが2004年に登場した時、魅力的だという意見と、こんなクルマは売れないとか、変なお尻だなど、賛否両論ありました。しかし現在、4ドアクーペは他メーカーも複数出て来ています」と現状を踏まえ、「同様にシューティングブレークでも、現在はなにそれ?とか、何がステーションワゴンと違うのと言われますが、他メーカーからも出てくるのではないかと想像しています」と今後に期待を見せた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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