【三菱 アウトランダー 発売】先代比15%〜22%の燃費向上

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三菱・アウトランダー
三菱・アウトランダー 全 6 枚 拡大写真

三菱から発売された新型『アウトランダー』は、高い環境性能実現のために、様々な方策をとっている。

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「エコサポート、エコドライブサポート、重量低減、空気抵抗の低減によって、2WDは1リッターあたり15.2km。4WDは1リッターあたり14.4kmの低燃費を実現しました」と話すのは、同社執行役員プロダクトエグゼクティブの岡本金典氏。この数値は、先代モデルから約15%から22%の大幅な燃費向上を実現したものである。これにより、全車で平成27年度燃費基準を達成しており、エコカー減税50%対象車となった。

このエコサポートについて岡本氏は、「三菱の低燃費技術として採用しているエンジンは、自らでエコ稼働する賢いエンジンです。アイドリングストップ機能、オートストップアンドゴーをはじめ、バルブリフト量を制御する新MIVEC機構を搭載しています」という。

そして、アウトランダーには、エコモードスイッチが採用された。これは、三菱車として初採用となるもので、「ワンタッチでエンジンやエアコン、4WDを自動で省エネ制御を行い、実燃費を向上させます」と述べる。

また、ユーザーに省エネ運転を促す機能として、エコドライブサポートシステムを新たに採用。「これは、現在の運転状況をバーグラフでリアルタイム表示し、ユーザーのエコ運転のレベルがわかる機能です。アイドリングストップの累積時間を表示するAS&Gモニターや、イグニッションキーのオンからオフまでのエコ運転状況を葉っぱの数で表す、エコスコアで自身のエコ運転をゲーム感覚で実感してもらうことが出来ます」とする。

重量低減については、「新衝突法規対応などで重量が増加する部分があるものの、高張力鋼板の採用によるボディの軽量化をはじめ、サスペンション、ブレーキ、シートなど、細部に至るまで軽量化を徹底し、先代モデルと同一グレードで比較して、車両重量でおよそ100kgの低減となりました」(岡本氏)。

さらに、「空気抵抗を少なくするため、デザイナーと空力エンジニアが協力し、数多くの風洞実験を繰り返しボディの隅々まで空気抵抗の少ない造形を実現しました」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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