【BMW アクティブハイブリッド3 発売】75km/hまでゼロエミッション走行が可能

自動車 ニューモデル 新型車
BMW・アクティブハイブリッド3
BMW・アクティブハイブリッド3 全 12 枚 拡大写真
ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)から発売された、BMW『アクティブハイブリッド3』は、高効率とパワーを両立させた、エフィシェントダイナミクスを具現化したモデルであるという。

そのパフォーマンスは、「電気モーターが駆動力をアシストするブースト機能により、0-100km/hの加速性能は5.3秒と非常に高い運動性能を達成しています」と話すのはBMWマーケティング・ディビジョンプロダクト・マネジメント・マネジャーの岡田祐治さん。「ハイブリッドシステムですので、電気モーターだけでのゼロエミッション走行も可能です」という。また、「高性能のリチウムイオンバッテリーを使用することで、最長で3から4kmの距離をゼロエミッション走行することが可能です。また、最高速度に関しては、75km/hまでゼロエミッション走行が可能です」と述べる。

「さらにゼロエミッション走行を補完する意味で、コースティング機能があります」。これは走行時にエンジンがストップしたまま走行出来る機能で、「速度域は80km/hまでであれば、アクセルオフするとエンジンが停止します。さらに、ドライブモードをエコプロモードに選択すると、160km/hまでコースティング機能が作動します。この機能によって、燃料消費量とともにCO2の排出量を削減しているのです」

トランクルームについて岡田さんは、「これまでハイブリッドシステムは大きなバッテリーをトランクに搭載するので、スペースが限られるという欠点がありました。しかし、このアクティブハイブリッド3では、リチウムイオンバッテリーをトランク床下に配置することで、普通のセダン並みの、390リットルのラゲッジルーム容量を確保しています」という。さらに使い勝手を向上させるために、「40:20:40の分割可倒式リヤシートを装備し、長いモノや大きいモノはこれを活用して収納出来ます。ハイブリッドモデルで、分割可倒式リヤシートがあるセダンはかなり珍しいでしょう」とする。

バリエーションは5モデル。「スタンダードの価格は699万円。さらに、『1シリーズ』、『3シリーズ』で好評のデザインラインはスポーツ、モダン、ラグジュアリーを用意。さらにMスポーツモデルもあります。699万円の価格は、先代の『335i』と比較するとわずか13万円アップですので、非常に戦略的な値付けとなっています」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  4. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る