3代目となるメルセデス・ベンツ『Mクラス』が発売された。その位置づけは上質なプレミアムSUVだという。
「1997年に登場した初代Mクラスは、メルセデス初のアメリカ生産で、アラバマ州のタスカルーサ工場で生産がスタートしました。後には様々なメーカーが参入してくるプレミアムSUVというカテゴリーのパイオニアといっていいモデルだと思います」とは、メルセデス・ベンツ日本商品企画・マーケティング部商品企画1課の伊藤節弥氏の弁。「ラダーフレーム構造の非常に堅牢なボディと、4ESPという四輪駆動専用の電子制御システムを備えたモデルとして、オフロード性能も高く評価されました。さらに、日本では2000年から2003年にかけて、ML270CDI直噴ディーゼルを導入し、非常に高い評価を得たモデルでもあります」と振り返る。
そして、第2世代は、「2005年に登場。初代に比べると非常に質感も上がり、スタイリッシュな内外装と、パフォーマンスも上がりました。さらに、一部のモデルにはエアサスを装備し、快適性と走破性を両立したモデルです」という。また、「2010年にはML350ブルーテックを日本にも導入。これは、左ハンドルにもかかわらず、半数近くのシェアを占め、SUVにはディーゼルが合っているということを実証したモデルでした」と述べる。
そして、「ディーゼルモデルもようやく導入された3代目Mクラスは、快適性、スポーティさ、さらに、環境性能のすべてに渡り大幅に進化を遂げた、上質なプレミアムSUVです」と語った。