この8月よりリース販売がスタートした『フィットEV』が、ホンダミーティング2012にも登場した。試乗車の他に、モーターおよびバッテリーなどのEVシステム部分のカットモデルも展示
20kWhの東芝製リチウムイオンバッテリーを床下に備えるフィットEVは、ギアボックスのギアボックスに据えられた同軸モーターにより、92kWの出力と256Nmのトルクを発揮。一充電の最大走行距離は225kで、最高速度は144km/hという性能を持つ。JC08モードによる交流電力量消費率は106Wh/kmで、認可を取得したEVとしては最高の値だ。
ここまで効率化に優れたEVシステムを実現できたのは、「フィットというスペース効率に優れたベース車両の素性の良さに加え、コンパクトかつ高効率なパワートレーンを一体化できたパッケージング技術、そして冷却のノウハウ」と説明員は述べる。
さらに、運転状況に応じて走行モードを「SPORT」「NORMAL」「ECON」の3種類から選択できる3モードドライブシステムにより、メリハリのある走りが楽しめるという。