フォードモーターは11月13日、新型『トランジット コネクト ワゴン』の概要を明らかにした。実車は11月28日、米国で開幕するロサンゼルスモーターショー12で初公開される。
『トランジット』は、フォードモーターが主に欧州市場で販売している小型商用車。その乗用版が『トランジット コネクト』。2列シートの小型MPVで、米国市場にも投入されている。今回発表された新型トランジット コネクト ワゴンは、トランジット コネクトの3列シート版。
米国仕様の搭載エンジンは、2.5リットル直列4気筒ガソリンを基本に、直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「エコブースト」も設定。フォードモーターが強調するのが、このエコブーストの燃費の良さだ。
フォードモーターによると、新型トランジット コネクト ワゴンの米国EPA(環境保護局)予想高速燃費は、31マイル/ガロン(約13.2km/リットル)。トヨタの北米専用ミニバン、『シエナ』を少なくとも5マイル/ガロン(約2.1km/リットル)上回るという。
新型トランジット コネクト ワゴンは、ロサンゼルスモーターショー12で初公開された後、2013年後半に米国市場で発売予定。フォードモーターは、「7名乗りのミニバンで、高速燃費が30マイル/ガロン(約12.75km/リットル)を超えるのは米国初」と説明している。