自動車の対中輸出額が82%減、日本車不買運動が影響…10月

自動車 ビジネス 国内マーケット

財務省が発表した10月の貿易統計(速報)によると、自動車、鉱物性燃料などの輸出が減少、輸入は原粗油、非鉄金属が減少し輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は5490億円の赤字となった。

貿易収支が赤字となるのは4カ月連続で、10月の赤字額は過去最大となった。

輸出額は前年同月比6.5%減の5兆1500億円だった。輸入額は同1.6%減の5兆6990億円だった。

自動車の輸出額は同12.3%減となった。このうち、中国向け輸出は同82.0%減と大幅に落ち込んだ。尖閣諸島問題の影響で、中国での日本車の販売が落ち込んでいるため。小泉純一郎首相の時、靖国神社に参拝したことで中国で反日機運が高まり、日本車の販売が低迷した2001年10月の同88.3%減以来、11年ぶりのマイナス幅となった。自動車部品も同28.1%減となった。中国向け輸出の全体は同11.6%減となった。

また、中国向け輸出の低迷でアジアの自動車輸出は同31.5%減となった。EU向けの輸出の自動車も同43.6%減と落ち込んだ。米国向けは同4.8%増だった。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る