マレーシア航空、7四半期ぶりに黒字回復…売上減も合理化が奏効

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マレーシア航空、7四半期ぶりに黒字回復…売上減も合理化が奏効
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マレーシア航空(MAS)は27日、2012年第3四半期の決算報告を行い、純利益が3700万リンギとなり、7四半期ぶりに黒字回復したと発表した。前年同期の純損失額は4億7,750万リンギだった。

売り上げは前年同期比2%マイナスとなる35億リンギだった。
MASグループのアハマド・ジャウハリ・ヤハヤ最高責任者は、第3四半期に赤字脱却が実現したことについて、損失を計上している路線の廃止など合理化を進めた結果、有効座席キロ(ASK)が7%の削減となったと指摘。燃料コストが9%削減でき、非燃料コストも7%のマイナスとなったという。

第3四半期の燃料コストは13億リンギとなった。グループ全体のコストの38%を占めた。第3四半期に航空燃料の価格は1バレルあたり131米ドル(393リンギ)となり、前年同期の137米ドル(411リンギ)から値下がりした。第3四半期の利用旅客数は330万人で、前年同期の335万人からは減少した。

MASは31億リンギ規模の株主割当発行による増資を行う方針を明らかにした。増資により調達した資金は設備投資や借入金の返済に充てる。

2012年9月30日時点の会計報告によると、MASのロス総額は81億9,000万リンギとなっている。

《千田真理子@マレーシアナビ》

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