【ロサンゼルスモーターショー12】日産ハイクロス、エクストレイル 後継は北米にも投入か

自動車 ニューモデル モーターショー
日産ハイクロス コンセプト(ロサンゼルスモーターショー12)
日産ハイクロス コンセプト(ロサンゼルスモーターショー12) 全 6 枚 拡大写真

日産自動車の米国法人、北米日産は11月28日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー12において、『ハイクロス コンセプト』を北米プレミアした。

ハイクロス コンセプトは2012年3月、ジュネーブモーターショー12で初公開。日産の次世代クロスオーバー車の方向性を示唆した1台だ。欧州Bセグメントに『ジューク』、Cセグメントに『キャシュカイ』(日本名:『デュアリス』)などを擁する日産が、さらなるクロスオーバー車のラインナップ拡大を狙って提案したのが、ハイクロス コンセプトだった。

外観は日産のデザインアイデンティティに、新しい要素をミックス。フロントはスタイリッシュな新型ヘッドライトを採用し、特徴的なV字型グリルによる表情を構築している。ボディサイズは全長4660mm、全幅1850mm、全高1670mm、ホイールベース2780mm。室内は3列シートを備え、7名乗車を可能にする。

パワートレインには、日産の新世代ハイブリッドを搭載。これは直噴2.0リットルガソリンエンジンに新開発の小型リチウムイオンバッテリーを組み合わせたシステム。日産によると、排気量2.5リットル相当のパフォーマンスと、コンパクトカー並みの環境性能を両立するという。

ところで、このハイクロス コンセプト、次期『エクストレイル』の方向性を示唆した1台と見られている。しかし、エクストレイルは、欧州や日本などで販売されているが、北米には投入されていない。今回、日産がハイクロス コンセプトを北米プレミアした狙いは何なのか。

北米日産のアル・キャスティグネッティ副社長は、「日産は初代『ムラーノ』発売以来、クロスオーバー車のデザインをリードしてきた。ハイクロス コンセプトは、次世代の日産クロスオーバーの大胆なデザインを提示する」とコメント。この北米日産トップの現地を意識した発言を考慮すると、エクストレイル後継車は、北米市場にも投入される可能性がありそうだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る