トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は12月3日、11月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は16万1695台。前年同月比は17.2%増と、10月の15.8%増を伸び率で上回り、12か月連続の前年実績超えとなった。
トヨタブランドの乗用車系では、主力2車種の好調さが目立った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、前年同月比22.7%増の2万8765台。『カローラ』は40.3%増の2万2616台だ。一方、『プリウス』は8.5%増の1万6505台。前年同月比は10月の52.4%増から鈍化し、8.5%増。
トヨタブランドのライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、新型投入を控えた『RAV4』が前年同月比9.6%増の1万2423台。『ハイランダー』は13.2%増の9474台と売れた。大型ピックアップトラックの『タンドラ』も31.6%増の8309台、小型ピックアップトラックの『タコマ』も26%増の1万2272台と支持を集めた。
レクサスブランドでは、SUVの『RX』が前年同月比17%増の8871台。新型を投入した『ES』は、28.2%増の6066台と増加。新型『GS』は1826台を販売し、前年同月実績に対して9倍近い伸びを示す。
トヨタの2012年1-11月米国新車販売は、前年同期比28.3%増の188万8361台。米国トヨタ販売のビル・ファイ副社長は、「トヨタブランドの2012年の新車販売に占める約40%は、新型または大幅改良モデル」と語っている。