ベトナムは障害者の雇用が不十分、GDPの3%損失 ILO

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国際労働機関(ILO)は12月3日、国際障害者デー(12月3日)に際して、「ベトナムの労働市場は障害者の受け入れが不十分なために、毎年GDP(国内総生産)の3%を損失している」とするデータを発表した。

ベトナムの障害者数についても、現在、人口の15%にも達しているとしている。4日付のベトナム紙ティエンフォン電子版が報じた。

同機関では現在、2012~13年に実行予定の25万ドル超のプロジェクト枠において、「アイリッシュエイド」(アイルランド政府による海外開発プログラム)との協力を進めており、障害者のための仕事を拡大することを目指しているという。

障害者分野の第一人者であるバーバラ・マーレイ氏によれば、「障害者に対するあらゆる障壁を取り除くことが極めて必要だ。それが、地域と社会に利益をもたらす。ベトナムでは、仕事と収入を確保している障害者は非常に少なく、多くの人が相変わらずアルバイトを余儀なくされている」と指摘している。

朝妻 小津枝

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