杭州 日本茶の原点を見に行く(11)時には休息を ホテルで寛ぐ

エマージング・マーケット 中国・東アジア
杭州 日本茶の原点を見に行く (11) 杭州 時には休息を ホテルで寛ぐ
杭州 日本茶の原点を見に行く (11) 杭州 時には休息を ホテルで寛ぐ 全 3 枚 拡大写真

ホテルで寛ぐ

部屋は角部屋でベッッドはふかふかで快適。取り敢えず数時間寝る。この寝る環境というのが大切だ。若い頃バックパッカーで鍛えていた人なら出来るだろうが、私はその経験が無く、かなり長い間、人に紹介されるままに、または料金が安いというホテルを泊まり歩いてきた。
ここへ来て、ガタが来たようだ。これまで疲れを感じることはあっても、先に進むのを拒む気持ちはなかった。だが今回初めて明らかに、先に進みたくない、休みたいという気持ちが出た。このシグナルは大切にしよう。人は時には休まなければならない、いくら自分のしたいことをしていても。

夕方腹が減って起きたが、外へ出る気にはならず、最上階にあるレストランへ。ここは25年前からあった回転展望レストラン。80年代のホテルに流行ったタイプだ。取り敢えずお粥だけ頼み、体の様子を見る。かなり回復しているようだが、本格的に食べるのは明日にして、さっさと風呂に入って寝る。

翌朝は最上階レストランで朝食。このホテル、実は結構すごい。和洋中、何でもある。しかも相当の量である。おかゆを食べて、パンを食べて、スクランブルエッグにみそ汁を飲むこともできる。フルーツも豊富。床が回転していくので、位置が分からなくなるほど、色々とある。これなら、朝食代を払っても正解だろう。たらふく食べた。

そして掃除の時間以外は殆ど外に出ずに、誰とも連絡を取らずに、部屋で過ごす。NHKのワールドプレミアムも入るので、何となく眺めていたりする。何もしない時間が過ぎる。改めて、この1年を超える旅を振り返ってみる。そして何となく次の旅への闘志が涌く。まだまだいけそうだ。

そしてとうとうホテルに2泊して杭州を去る。結局2日間何処へも行かずに、北京に戻ることにした。偶にはこんな旅があってみ良いだろう。2回目の朝食をゆっくり味わい、杭州の景色を堪能する。飛行機の予約をして、空港へ向かう。今回は珍しくタクシーに乗る。これは少し贅沢だったが、偶にはこんなこともしてみよう。私の旅には広がりがあり、またかなりの落差がある。それもまた良い。

杭州 日本茶の原点を見に行く (11) 杭州 時には休息を ホテルで寛ぐ

《須賀 努》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  6. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
  7. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
  8. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  9. カスタムパーツが付け替え可能な高級トミカ、「日産 スカイライン25GT TURBO」11月発売
  10. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る