懐かしのミャンマーを行く(19) 風情のある水上生活

エマージング・マーケット 東南アジア
懐かしのミャンマーを行く (19) インレー湖 ボートで寄り道
懐かしのミャンマーを行く (19) インレー湖 ボートで寄り道 全 7 枚 拡大写真

(9)ボートで寄り道

水上レストランで昼食を取った。最近は観光用の立派なレストランがいくつかできている。店内はきれいでトイレもきれい。シャン州も観光用施設は進化してきている。ここで食べたのは何故かピザ。TAMが食べようというので食べたが、そういえば昨日もワイナリーでパスタ。シャン州で2日続けてイタリアンか。これも珍しいが、一つの変化。

 
そして8年前にも行った手造り繊維工場へ。水上に浮かぶ家屋は少し綺麗になっていたが、雰囲気は変わらない。相変わらず、相当古い機織り機で皆が懸命に織る。若い女性も年寄りも隔てなく仕事をしている。ここには定年はない。生きている限り、体が動く限り、働き、そして死んでいく、と聞き、人間の営みを感じる。生きがいとか遣り甲斐とか、考えれば考えるほど混乱してしまい、自分を見失う。シンプルライフ。

 
実は昨日はTTMの誕生日。何かプレゼントを買わねばと思い、TAMに選んでもらう。こういう物を選ぶのは全く自信が無いので助かる。結果、何にでも使えそうな布に決まる。SSにお土産が無いと僻むので、そちら用も購入。全てが手作りで価格は安い。有難いが、あの労働を見てしまうと、うーん。

 
ボートは真っ直ぐに帰らずに、寄り道する。今度はボートを作っている所で降りる。むくつけき男たちが、せっせと鉋を削っている。だが、一人が私に気が付き、船の模型を持ち出し、買えと迫る。ミャンマーではあまり強要されることが無いので驚く。断ると興味が無くなったとばかりに無視して作業に戻る。こんな所もあるのか。

 
ボートは元来た水の道を戻る。湖で生活する、大変なことも多いだろうが、何となく風情があり、好ましい。

懐かしのミャンマーを行く (19) インレー湖 ボートで寄り道

《須賀 努》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
  6. ジープの小型SUV『アベンジャー』、発売2年で20万台受注…電動車比率は66%に
  7. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  8. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  9. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  10. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る