中国の電池大手で、自動車事業も手がけるBYDは12月13日、ブルガリアに合弁工場を建設し、四輪車の組み立てを開始すると発表した。
BYDの合弁パートナーは、ブルガリアのエネルギー関連企業、ブルミネラル社。BYDとブルミネラル社は、50対50の折半出資で合弁会社、オートグループモータースを設立する契約を締結。ブルガリア西部のブレズニクに工場を建設する。
同工場では2013年2月から、EVバスの組み立てを開始する予定。フル生産体制に移行すれば、月間40-60台の生産が可能になる。BYDとしては、初のEVの海外生産拠点だ。
また将来的には、乗用EVの組み立ても行う計画。BYDオートのゼネラルマネージャー、ホルスブランド氏は、「今回の合弁事業は、BYDにとって重要なステップ」と述べた。
ブルガリアでは2012年2月、中国自動車中堅メーカーの長城汽車が、組み立て工場を稼働。BYDのブルガリアにおける合弁事業は、中国の自動車メーカーとしては、これに次ぐ規模となる。