レンタカーのハーツは、世界各国でのローカライズと会員サービスで差別化を図る。「ハーツ No.1クラブゴールド」では、世界40か国の主要空港で、窓口での手続きをすることなくレンタカーを借りることができるサービスを展開している。
会員特典のひとつ「ゴールド・キャノピー・サービス」は、事前にレンタカーを予約しておくことで、営業所のカウンターに立ち寄ることなくレンタカーに直行、そのまま乗り出せるというもの。会員登録時に免許番号や決済のためのクレジットカード情報を登録するので、支払の手続きももちろんなし。
今回、アメリカ・ロサンゼルスで実際にゴールド・キャノピー・サービスを利用した。ハーツ No.1クラブゴールドへの会員登録や、レンタカーの予約は全て日本でおこなうことができ、現地ではただ車に乗るだけだ。
ロサンゼルス空港に到着し荷物を受け取って出口へ。目の前にシャトルバス乗り場があり、黄色いハーツのバスに乗ればあとは駐車場まで連れて行ってくれる。
営業所の前には、会員専用の電光掲示板が設けられ、予約確認とレンタルした車の保管場所を知る事ができる。自分の名前と、駐車場番号が確認できればあとはそこへ行くだけ。予約した車種に間違いなければ車内へ。車の鍵は、既に車内に置かれており、そのままスタートできる。
万が一希望の車種でなかった場合や、グレードアップしたい場合は営業所で対応してもらうことができる。車種が多いのも“車社会”アメリカならではで、空きがあれば無料で1ランク上級の車種を借りる事もできるようだ。スポーツカーのシボレー『コルベット』や、ポルシェ『パナメーラ』などの高級車も取り揃える。訪れたロサンゼルスでは、現地のビバリーヒルズレンタカーと連携し、フェラーリなど超高級スポーツカーのレンタルも取り扱う。
駐車場の出口で、レシートを受け取り、旅がスタートする。
返却時も、営業所への立ち寄りは不要。荷物を降ろして、その場で車両チェックを受けたらあとはまたシャトルバスに乗ればOKだ。何かと神経を使う海外での移動。慣れない言語での手続きをパスできるだけでなく、1秒でも時間が惜しいビジネスマンにとっては、有効なサービスとなりそうだ。
ゴールド・キャノピー・サービスは今回のロサンゼルスだけでなく、世界40か国の主要空港で利用できる。また、世界の1000を超える営業所では運転免許証の提示だけで、手続き無く鍵を受け取ることができる「ゴールド・カウンター・サービス」も実施している。