東海道新幹線の脱線防止対策に830億円…東海地震を想定

鉄道 企業動向
東海地震の際、強く長い地震動が想定される地区
東海地震の際、強く長い地震動が想定される地区 全 2 枚 拡大写真

JR東海は、2009年10月より実施している東海道新幹線の脱線・逸脱防止対策について、高速で通過する分岐器手前の区間全てを含む140kmの対策が今年度中に完了すると発表した。

【画像全2枚】

同社は、さらなる安全性の向上のため、東海地震の際、強く長い地震動が想定される地区の全区間、およびその他の地区の高速で通過するトンネルの手前や三主桁の手前の区間全てを含む、軌道延長456kmに対策を実施することもあわせて発表した。

今回の計画では、地震時の脱線そのものを極力防止するため、脱線防止ガードを軌道延長456kmに敷設。今年度実施完了となる140kmと合わせ、脱線防止ガードの敷設区間を、軌道延長計596kmに拡大する。

また、脱線防止ガードを有効に機能させるため、今回敷設の軌道延長456kmの区間のうち必要な箇所で、バラストの流出、盛土の沈下、高架橋の変位を抑制する対策を実施する。

工事費用は約830億円。工期は2012年12月から2020年3月までの予定。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  4. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
  5. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る