トヨタ自動車が12月25日に全面改良して発売した新型『クラウン』のハイブリッド仕様は、エンジンが先代のV型6気筒3.5リッターから直列4気筒2.5リッターにダウンサイジングされた。
豊田章男社長は同日都内で開いた新型クラウン発表会で一部報道陣に対し、「ダウンサイジングが世の中で色々進んでいく中で、直噴ターボでいく、ディーゼルターボをつけるとか色んな選択肢があると思う。その中でトヨタの今回の意思は4気筒2.5リットルハイブリッドで、環境にも良い走りにも良い、これで勝負しますよということをアピールしたい」と強調した。
さらに「(先行受注のうち)6割がハイブリッド、そしてその6割がアスリートということで、クラウンユーザーにも変化があるのではないか思っている」とも指摘。
その上で「先代はハイブリッドとアスリートとロイヤルという3本柱だったが、今回はロイヤルでもアスリートでもハイブリッドというパワートレーンが選べる形になった。そういう意味でお客様が3つの中からひとつを選ぶのではなくて、アスリート的な趣味の方、ロイヤル的な趣味の方それぞれが、お好きなパワートレーンを選べるという意味で、6割がハイブリッドになっているのではないかと思っている」と分析した。