懐かしのミャンマーを行く(26) 輝いている子供達
エマージング・マーケット
東南アジア

もう一つの村では焼き物などを作っているということで訪ねてみた。ところが既に村では殆ど作られておらず、完全に空振り。7年の間に大きな変化が見られた。TAMが一軒の家に入り込む。情報収集か。
中では子供達が数人遊んでいたが、突然の来訪者に少し驚き、また興味津々の様子。この子供たち、年齢もバラバラで、年長者を中心に遊んでいる。私が子供の頃まで日本でも見られた風景、かなり懐かしい。
一番の年長者、14歳の女の子が促されて轆轤を回し始めた。小さい頃、習ったらしい。家の中には今でも焼き物を作る道具はあり、頼まれれば作るようだ。みんな興味を持ってその動作を眺める。そして出来た物をみて、大声で笑う。何とも子供らしい、と言える。この村の男たちも出稼ぎに行っているようだ。お父さんがいない、でも仲間はいる、うーん。
表に出てみんなで記念写真を撮る。子供達はとてもいい表情をしている。少しはにかみながらも、目が輝いている。今回の旅のベストショットかもしれない。この村を後にするのは少し残念な気がした。
街に戻り、お寺へ行く。今回ヤンゴンでは全く行かなかったので久しぶり。ところがそこに住まう少年僧達の掃除を見て、何だか少しがっかり。目の輝きはなく、一生懸命さもなかった。田舎が少しずつ街になり、街が少しずつ都市になる。そして少しずつ残念な状況が起こる。これは仕方がないことか。
懐かしのミャンマーを行く (26) ミャンマー ビンダヤ 輝いている子供達
《須賀 努》
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