三井物産、スペイン自動車プレス部品メーカーの米州事業へ30%出資参画

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三井物産は、世界最大手のスペイン自動車プレス部品メーカーである「Gestamp Automocion,S.L.社(GA社)」の米州事業会社群に最大30%出資参画することで同社と合意、1月4日に関連諸契約を締結したと発表した。

GA社の米州事業会社群は、米国、メキシコ、ブラジル、アルゼンチンの4か国に計15工場を保有。三井物産は独禁法関連当局の許認可取得後に、米州事業会社群の第三者割当増資を引受け15%の株式を取得するとともに、米州事業会社群に対する普通株式転換権付融資を実行し、GA社の米州事業会社群の最大30%株式を総額約3億ユーロ(約330億円)で取得することとなる。

GA社は主に欧米系自動車メーカー向けに自動車ボディ及びシャーシ等のプレス部品製造、販売を手掛けている。欧米系自動車メーカーのグローバル展開に合わせて事業成長し、全世界の製造拠点は98拠点(計画中含む)、2011年の売上高では、自動車向けプレス部品分野で世界最大規模となっている。また、今後欧米系自動車メーカーに採用が見込まれているホットスタンピング等、世界最高水準の技術を持ち、高い環境性能や安全性能の実現に貢献してきた。

現在、三井物産は自動車バリューチェーンの拡充を推進している。今回のGA社との共同事業においては、米国三井物産の鋼材加工サービスセンター「Steel Technologies社」を中心とする鋼材供給ネットワーク機能、ロジスティック機能、ファイナンス機能および新素材の提案等を通じてGA社の米州事業会社群の企業価値向上を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

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