懐かしのミャンマーを行く(35) 変化はミャンマーのため?
エマージング・マーケット
東南アジア

最後のお昼はヌードル&カフェへ。この店のコンセプトは軽食としてミャンマー各地の麺を出すことと居心地の良いカフェであること。入り口から吹き抜けのロビー、ゆったりとした庭。恐らくは欧米人を意識した作りだろうが、お客さんはミャンマー人、それも若い男女が多い。お金持ちや政府高官の娘や息子ではないだろうか。ここでもダラッとした姿勢で座り、スマホをいじっている。
ヌードルはやはり屋台などで食べた方が美味しいような気がする。それでも雰囲気が良いので、気持ちはよい。ヤンゴンにはお金持ちやその子弟がかなりいる。彼ら向けにアメリカやヨーロッパで生活したミャンマー人がカフェを作る動きもあるようだ。日本への出稼ぎ者は寿司屋、欧米系はカフェ、面白い。
そしてついに空港へ。また綺麗な空港へやってきた。チェックインもスムーズ。昔のような緊張感はまるでない。SSと彼氏、あっと言う間に分かれた。TTMは仕事でいない。昔ならながのお別れをやったものだが、全てが近代化?している。イミグレに向かうと、透明の壁の向こうからSSが強く手を振っているのが見えた。そうでなくっちゃ??
空港内では何故か緑茶を売っていた。結構おしゃれなパッケージだが、ミャンマーで中国茶??うーん。やはりミャンマーは変わった、いや大きく変わったのはヤンゴンだけだが、私の知るあの懐かしのミャンマーは少しずつ消えて行っていることは確かだ。残念なようであり、それがミャンマーの人の為であるような。何とも複雑な気持ちで飛行機に乗り込んだ。
完
懐かしのミャンマーを行く (35) ミャンマー 変化はミャンマーのため?
《須賀 努》
【注目の記事】[PR]
ピックアップ
アクセスランキング
- 「かつての『サニー』が随分と立派に…」日産の新型セダンが話題に!進化したVモーションにも注目
- 日産『ルークス』に「AUTECH LINE」、新型唯一のブラック内装…225万8300円から
- ポルシェ、電動化戦略を大幅見直し…内燃エンジンモデル拡充へ
- ランボルギーニ、全長30mの新型ヨット「101FT」発表…3エンジンで7600馬力
- トヨタの小型ミニバン『ルミオン』、安全性を大幅向上…スズキからのOEMモデル
- 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
- フェラーリ『849テスタロッサ』、日本初披露…価格は6465万円から
- 「初代に立ち戻った感じでよき!」ルノー『トゥインゴ』の新型予想が話題! エンジン車にも期待の声
- 日産の新デザイン、『セントラ』新型を米国発表…「Vモーショングリル」に新解釈
- BYDの3000馬力EV『YANGWANG U9』、496.22km/hで世界最速市販車に…ブガッティ『シロン』超えた