ZMP、市販PHVベースのロボットカーを販売開始

自動車 ビジネス 企業動向
ZMP・RoboCar PHV
ZMP・RoboCar PHV 全 3 枚 拡大写真

ZMPは、市販プラグインハイブリッド車をベース車両とした『RoboCar PHV』をリリースした。

RoboCar PHVは、車載ネットワークCANを介して、ベース車両に搭載されているセンサ情報を取得でき、かつZMP独自のコントローラによって制御可能な、研究開発向けの実験車両。コンピュータにより、走る・止まる・曲がるといった走行制御が可能であるため、運転支援技術や、自動走行技術の研究開発に活用することができる。

走行制御可能なモデル「RoboCar PHV」に加え、データ取得に特化した公道走行モデル「RoboCar PHV Primitive」もラインナップ。例えば、カメラやミリ波レーダ、3次元レーザレーダなどの環境認識センサを搭載し公道を走行することで、歩行者や前方車両、障害物などの認識と、速度やハンドル・アクセル・ブレーキ操作などを同時に計測することができるため、公道での各種計測実験や技術評価をスムーズに行うことができる。

また、日本マイクロソフトのクラウドサービス「Windows Azure Platform」と連携させた開発環境の構築も可能。RoboCar PHVで取得した各種情報をインターネット経由でクラウド(Windows Azure)に保存し、保存した情報をSQL Azure上でデータベース化することで、開発者は遠隔で必要な情報を検索・解析することができる。

RoboCar PHVは、1月16日から開催される「オートモーティブワールド2013」において初出展し、デモンストレーションを実施する。価格は、RoboCar PHV Primitiveが735万円から、RoboCar PHVが1470万円から、15日より受注を開始する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  2. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  3. 唯一無二の4気筒250cc!カワサキ『Ninja ZX-25』初の特別仕様「RR」登場に「よっ!待ってました」の声
  4. ランボルギーニの新型スーパーカー、初のカスタマイズ仕様「ポルト・チェルヴォ」公開
  5. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る