米国の自動車大手、フォードモーターは1月15日、2012年のロシアにおける新車販売の結果を公表した。総販売台数は13万0815台。前年比は11%増と2桁増を達成した。
好調な販売の原動力となったのが、コンパクトカーの『フォーカス』、SUVの『クーガ』、商用バンの『トランジット』の3車種。いずれも2012年、過去最高の実績を残している。
フォーカスは2012年、ロシアで9万2221台を販売。前年比は12%増と伸びた。ロシアのCセグメントにおいて、ベストセラー車に君臨する。クーガは前年比45%増の4194台、トランジットは前年比56%増の1万1475台を売り上げた。
また2012年、フォードモーターはロシアの販売ネットワークを強化。モスクワなど5都市に新ディーラーを開業。同社のロシア販売拠点は、79都市120か所に拡大した。
同社のロシア合弁、フォードソラーズのテッド・キャニス社長兼CEOは、「2012年はフォードソラーズにとって、初のフル1年での販売。従業員、販売店、もちろん顧客のおかげで、素晴らしい結果を残せた」とコメントしている。