キュリオシティが火星表面にカルシウムの鉱床を発見

宇宙 エンタメ・イベント
キュリオシティからの映像(動画キャプチャ)
キュリオシティからの映像(動画キャプチャ) 全 6 枚 拡大写真

NASAは、1月18日に公表したキュリオシティ・ローバー・レポートの中で、キュリオシティがイエロー・ナイフ・ベイの中に、カルシウムの鉱床を発見したことを発表した。

ローバー・キュリオシティは現在イエロー・ナイフ・ベイで、その初のドリル作業を行う場所を探索している。キュリオシティから送られてきたイメージには、岩や小石、ヒビや鉱脈と言ったといった岩の様々な特色が見られる。

キュリオシティが現在位置しているエリアの周辺にはあちこちに明るい白色の物質が見られ、ローバーのカメラが石膏と思われる硫酸カルシウムの隆起をとらえた。石膏の鉱脈は地球上でも多く観測され、水が浸透した岩のヒビや欠けなどに関連している。

キュリオシティはこの後、現在地から数メートル離れた平坦な岩場まで移動し、数日後にドリル作業を行うことになっており、鉱脈を直接ドリルして得たパウダーを、特殊な器機を使い、物質の構造の詳しい情報を入手する予定である。

さらにローバーは移動中にそのホイールを使って表面を削り、崩れた鉱脈から物質を採取して観察することになっている。これはsol 135に撮影されたイメージに、ローバーのホイールによって崩された地表に露出した物質が確認できたことからヒントを得たものである。

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る