「ペナン」冠するイベントは許可制?州首相発言が波紋 マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

【ペナン】ペナン州のリム・グアンエン首相が、イベント主催者に対してイベント名に「ペナン」を冠する場合に州政府の認可を受けるよう発言したことが波紋を呼んでいる。

事の発端は、1月27日に開催されるマラソン大会「ペナン・ラン2013」が丁度、ヒンドゥー教の祭日「タイプーサム」に重なったこと。インド人団体などが「ペナン・ラン2013」に反発してペナン州政府に中止を要請した。

元々「ペナン・ラン2013」は、ペナン州政府とはまったく関係のない民間のイベント。不当に批判の矛先を向けられた形のリム州首相が、州政府が関与しているとの誤解を招かないようにとの主旨で行ったのが「ペナン」名称使用を許可制にするという発言だったという。従って「ペナン・ラン」は不可だが、「ペナン・パブリック・バンク・ラン」ならば「ペナン」と付いていても可ということになる。

しかし同州政権奪回を目指す与党連合・国民戦線(BN)は、もっけの幸いとリム氏を「ペナン名称をわたくしするもの」などと攻撃。リム氏に抗議する「我々はペナンを愛する」キャンペーンを近く開催すると発表した。BN寄りの消費者団体なども「ペナン・ラクサなどの食べ物の名称も使えなくなる」などとオーバーに懸念してみせた。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  6. 公道を走れるレーシングカーに熱視線! SNSでは「激アツ」「カップホルダーあって草」と話題に
  7. DAMD流の“WR-V究極完成形”はこれだ!アメリカンましましな『ダムド WR-V リヴァーブ』に一目惚れPR
  8. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  9. 【ダイハツ ムーヴ 新型】スライドドア採用にカスタム廃止、大胆進化のムーヴ「四角く見せたくなかった」動きのデザインとは
  10. 老舗ミニカー「EBBRO」再始動…ラナエンタテインメントが継承、1/64スケールで新展開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る