【COTY 選考コメント】CX-5はディーゼルのイメージを変えることができた…飯田裕子

自動車 ニューモデル 新型車
飯田裕子
飯田裕子 全 6 枚 拡大写真

今年も魅力的なクルマが数多く登場しました。その中からまずは10台の10ベストカーを選ぶわけですが、今年私が選んだ10台のうち10ベストカーに選ばれたのは8台。そこから1台に10点をその他の4台のクルマに15点を分けて配点するのは悩ましい作業でした。

選考する際に私が軸としたのは、ココは日本。そこで“日本の自動車市場(ユーザー)に与える影響や効果”です。加えて私は環境性能や安全性はもちろんの、実用性の高い走りの良いクルマを好みます。走りの良さはスポーティである必要はなく、おのずと誰がハンドルを握っても思い通りに走らせることができる基本性能の高さを持っていることが条件になります。

マツダ『CX-5』は「スカイ・アクティブ・テクノロジー」の全技術を搭載した初のモデル。環境性能を高める様々な技術を盛り込み、SUVを活かしたパッケージングにも優れ、SUVであってもマツダらしい走りの基本性能もきちんと持ち合わせています。そして燃費の良いディーゼルエンジンをガソリンエンジンと共に同時にラインナップに加え、多くのユーザーが持つディーゼルのイメージを変えるべく一石をこの一台で投じ、認識を変えることができたと確信しています。ディーゼルは欧州が得意。いや、日本車も素晴らしい技術力を持っているということを、今後は世界にももっとアピールしてほしいという期待も込めて10点を配点しました。

●マツダ『CX-5』:10点
●レンジローバー『イヴォーク』:5点
●スズキ『ワゴンR』/『ワゴンRスティングレー』:4点
●トヨタ『86』/スバル『BRZ』:3点
●フォルクスワーゲン『up!』:3点

飯田裕子|自動車ジャーナリスト協会会員
自動車メーカーでOLをした後、フリーの自動車ジャーナリストとして駆け出し、そのキャリアは10年以上。現在の仕事を本格的に始めるきっかけは、OL時代に弟(レーサー:飯田章)と一緒に始めたレース。その後、女性にもわかりやすいCar & Lifeの紹介ができるジャーナリストを目指す。独自の視点は『人とクルマと生活』。

免許を取得した神奈川では“一人一台”、東京では“一家に一台”のクルマ生活を経験し、2年半の北米生活をはじめ海外のCar & Life Styleにも目を向けている。
同時に安全とエコの啓蒙活動にも積極的に取り組んでおり、ドライビングインストラクターとしての経験も10年以上になる。

現在は雑誌、ラジオ、TVなど様々なメディアで様々なクルマ、またはクルマとの付き合い方を紹介するほか、ドライビングスクールのインストラクター、シンポジウムのパネリストやトークショーなど、活動の場は幅広い。

《飯田裕子》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-5』新型を欧州で発表…日本では2026年中に発売
  2. BMWの電動スクーター『CE 04』、3つの新デザインバリエーション発表
  3. ジープ『コンパス』新型の写真公開! アウトドアファンの要望に応える新インテリア
  4. 新型ハーレー『ブレイクアウト』&『ローライダー ST』に、SNSでは「更にカッコ良くなってきた」「奥さんの説得頑張るか」など反響
  5. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る