CPグループ、セブンイレブンのカンボジア進出を表明―プノンペン
エマージング・マーケット
東南アジア

Charoen Phokphan(CP)グループはタイ最大のコングロマリット(複合企業)であり、タイ国内においてセブンイレブンやケンタッキーフライドチキン、ピザハットなどを運営している。グループとしては農業分野や食料品の分野を中核事業とし、通信、不動産分野にも精力的に進出しており、8つの分野で事業を展開している。国際的には、ASEAN各国や中国などを中心に世界13カ国に進出しており、ロンドン証券取引所上場企業にもなっている。
先月30日、CPグループ傘下のCP All社はバンコクにて、同社の中国及び近隣諸国への進出計画を発表した。CP All社は現在、タイ国内にセブンイレブンを約7370店舗構えており、日本、米国に次ぐ第3位の店舗保有数を誇っている。今後は国内外での店舗展開を活性化する見通しで、2018年までに10000店舗まで拡大する計画である。今回の発表の中ではカンボジア、ラオス、ミャンマー(ビルマ)への進出も表明し、2015年に控えたASEAN共同体の設立時期に向けて計画を進めていく予定だという。
今回の発表を受けてプノンペンのコンビニエンスストア各社の反応はどうだろうか。ペンシルスーパーのゼネラルマネージャー、スヴァイ・ソバナ・ラタナ氏は「セブンイレブンがプノンペンに進出してきても、経営上の懸念はさほどない。プノンペンのマーケットはまだまだ小さいが、現状他国の都市に比べればコンビ二の店舗数は少なく、競合他社が現れてもすぐに需要を上回るようなことはないだろう。」と予測している。一方、キウイマートの経営者ブット・リー・ブンソン氏は「セブンイレブンの進出は当社にとって思わしくない出来事である。プノンペンにおけるセブンイレブンの成長速度は驚異的なものであるだろう。」と危機感をあらわにした。
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