パテントリザルトは、日本に出願された「移植機、田植機」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめた。
ランキングは、1993年から2012年12月末までに日本特許庁で公開された関連特許9820件を対象に、個別特許スコアリング指標「パテントスコア」による評価を2012年12月末時点で実施し、競合状況を特許の質と量から総合的に見た「特許総合力ランキング」を集計した。
集計の結果、移植機、田植機の特許総合力ランキングは、1位井関農機、2位クボタ、3位ヤンマーとなった。
総合力上位3社がどのような課題を持って出願しているかを調べるために、BizCruncherに搭載された課題解決マトリクスを用いて課題を抽出し、さらに出願時期で分解した。調査期間全体(2001年から2010年)を通して出願の多い課題は「小型」だが、近年件数が増えているのは「作業性」であり、特に井関農機はその傾向が顕著。また、クボタは「操作性」、ヤンマーは「植え付け精度」に関する課題が増加しているが特徴的。