ベントレーモーターズジャパン、2012年の日本販売は190台

自動車 ビジネス 国内マーケット
ベントレー・コンチネンタルGTスピード(左)とGT W12(右)
ベントレー・コンチネンタルGTスピード(左)とGT W12(右) 全 6 枚 拡大写真

ベントレーモーターズジャパンは『コンチネンタルGTスピード』を発表した。

【画像全6枚】

その試乗会の席上で、ベントレーモーターズジャパンマーケティングPRマネージャーの横倉典さんは、2012年の販売実績について、全世界で前年比22%増の約8500台をデリバリーしたという。ベントレーはハンドメイドということもあり、生産のキャパシティは約1万台。従ってこの生産台数は上限に近いものである。

その最大の市場は北米であるが、ここ数年は中国の販売台数が増えており、2012年は200台差まで迫り2位となった。この中国とアメリカを合わせると5千台弱となり、ベントレーにとっては非常に大きなマーケットとなっている。

日本市場は、「2011年は震災の影響でボリュームが少なかったこともあり、2012年は70%程アップの190台となりました」

現在のベントレーのメインストリームとなっている、『コンチネンタルGT』は、2002年のパリモーターショーでデビューし、2003年からデリバリーが開始。日本へは2004年から導入された。横倉さんは、「(ちょうど2000万円ぐらいの)市場はモデルがほとんどない空洞のセグメントでした。そこにあえて参入することで市場を開拓したのです」とし、「その後、競合メーカーからも同じようなセグメントに参入してきましたが、我々としては2000万円台のセグメントを全世界的に開拓できたのではないかなと自負しています」とする。

そのコンチネンタルGTの約8割が新規ユーザーだ。「(こういったユーザーのおかげで)マーケットが広がっていったのです。いまは他メーカーも参入し、凄く競争が激しくなり、とても大変ですが、これは良いことだと思っています」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. テスラ専用「破壊不可能」ホイール、18インチサイズを追加…米アンプラグド・パフォーマンス
  5. 寂しさ45%、読者の感情:レクサス『LS』生産終了…「時代の流れ」「次への期待」が交錯
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る