【新聞ウォッチ】「円高是正」どこ吹く風、今年も輸入車販売「強気」見通し

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年2月14日付

●参院選からネット解禁、与野党一致、SNSやメール(読売・1面)

●広くなった「ミニ」(読売・10面)

●2013年春闘、「一時金アップ」焦点、円安株高、経営側軟化も、労使交渉(読売・11面)

●TPP自民地ならし、調査会基本方針、薄まる反対色(朝日・3面)

●バレンタイン挙式家族の思い粉々、グアム日本人殺傷、3歳娘かばい母犠牲、81歳女性、孫の晴れ姿心待ち(毎日・1面)

●輸入車逆風突き進む、円安でも各社販売好調、13年前年比1万台増の見込み(東京・7面)

●トヨタ単体で1000万台、16年計画、世界販売初の大台(東京・7面)

●円安くすぶる火種、市場、G20を見極め、G7声明見解割れる(日経・5面)

●プジョー赤字最大、昨年6300億円、公的支援観測強まる(日経・7面)

●1月の中古車登録台数、2か月ぶり増(日経・13面)

ひとくちコメント

円高の是正で風向きが“逆風”に変わりつつある輸入車販売だが、2013年の国内市場は各社の新型車投入などによって25万台(前年比3.5%増)になる見通しという。

日本自動車輸入組合(JAIA)の上野金太郎理事長(メルセデス・ベンツ日本社長兼CEO)が、理事長就任後初の記者会見を開き、今年の見通しを明らかにしたそうだ。きょうの東京が「輸入車逆風突き進む、円安でも各社販売好調」と大きく報じている。

日経も「今年の販売『25万台射程』」との見出しで取り上げている。 前年比17%増だった12年の24万1563台から8000台以上増え、4年連続で前年実績を上回る見通しだとしている。

エコカー補助金終了の反動などで、13年の国内自動車需要は大幅な前年割れが予想されている。こうした中、輸入車市場は伸び率は鈍化するとはいえ、前年実績を上回る強気の姿勢で戦いに挑む。

販売台数も気になるが、輸入車の中には1台で軽自動車が10台近くも買えるほどの高級車もある。国内シェアは台数ベースではわずか7%強でも収益率でカウントすればその倍以上になるはずだ。輸入車がニッチのクルマとは呼べなくなったが、東京を除くと各メディアは相変わらず地味な扱いである。

《福田俊之》

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