フォルクスワーゲングループに属し、スペインに本拠を置くセアトは2月12日、新型『レオンSC』の概要を明らかにした。実車は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー13でワールドプレミアされる。
『レオン』は1999年、セアトの小型5ドアハッチバックモデルとしてデビュー。2012年9月のパリモーターショー12で発表された新型は、3世代目にあたる。
今回、概要が明らかにされたレオンSCは、新型レオンの3ドアハッチバック仕様。新型レオン同様、フォルクスワーゲングループが開発した新型モジュラープラットフォーム(車台)、「MQB」が採用された。
このプラットフォームは、従来よりもモジュラー化を促進。フォルクスワーゲングループの幅広い車種への導入を可能にした。すでにMQBは、新型フォルクスワーゲン『ゴルフ』や新型アウディ『A3』にも導入済みだ。
先に発表された新型レオンの5ドアとの違いは、ホイールベース。3ドアのレオンSCでは、ホイールベースを35mm短縮した。セアトによると、3ドアならではのダイナミックさを強調するためだという。
搭載エンジンは、ガソリンターボの「TSI」とターボディーゼルの「TDI」。中でもアイドリングストップ付きの1.6TDIは、欧州複合モード燃費26.3km/リットル、CO2排出量99g/kmという優れた環境性能を実現する。