独BASFとフォルクスワーゲンは、第2回「サイエンス アワード エレクトロケミストリー」賞を共催。2月18日よりwebサイトにて世界中の研究者を対象に応募受付を開始した。
同賞は、科学技術分野の卓越した成果を促すとともに、高度なエネルギー貯蔵手段の開発に寄与することが目的。世界中の学術的研究コミュニティの科学者を対象に年に一度の開催を予定しており、受賞者には賞金として5万ユーロ(約620万円)が贈られる。
昨年10月には、第1回サイエンス アワード エレクトロケミストリー賞を東京理科大学総合研究機構講師の藪内直明氏に授与。選出にあたり、審査委員会は、藪内氏のさまざまな電池技術に関する卓越した研究成果を評価した。藪内氏は、リチウムイオン電池や研究段階にあるナトリウムイオン電池の性能を、新素材によりいかに高めることができるかなどを検証した。
応募期間は2013年6月15日まで。審査は、BASFとフォルクスワーゲンのほか、科学界を代表する専門家で構成される審査委員会が行う。授賞式は、10月23日にルートヴィッヒスハーフェンにて行われる予定。