カンボジアのポーサットに「道の駅」が再オープン
エマージング・マーケット
東南アジア

「道の駅」は日本政府の日・ASEAN 統合基金を通じた支援により建設され、2010 年に開業した。公共施設だが、財政負担を軽減するために施設の運営管理を民間に委託している。2010年の開業時から委託されていた会社による運営がうまくいかず、レストランや物販は休業していた。今回、新たにタイとの貿易で実績のあるナタカン(Nattakan Cambodia Co., Ltd.) の運営で再オープンとなった。
1月19日、再オープンを祝う式典が行われ、黒木雅文・在カンボジア日本大使、チャム・プラシット上級大臣兼商業大臣、ポーサット州知事ほか、カンボジア、タイ政府関係者や地域住民が出席した。
プノンペンからポイペトまで結ぶ国道5 号線は、ベトナム、ホーチミンからプノンペンを経てタイ、バンコクまでつなぐ南部経済回廊の一部で、今後の物流、観光の発展に大きな役割を担っている。
「道の駅」の役割は、道路利用者に休憩サービスを提供して道路交通安全の改善につなげること、地元産品の販売による地域経済の活性化、地域観光情報を発信して地域観光を促進することで、地域振興につながることが期待されている。
また「道の駅」の運営会社であるナタカンとタイの会社の共同でプノンペン―ポイペト―バンコク、シェムリアップ―ポイペト―バンコクを結ぶバスが運行される。プノンペンから毎日1便、所要約11時間で運賃は30ドル。シェムリアップから毎日2便、所要約7時間、25ドル。プノンペン―バンコク便はポーサット「道の駅」で休憩をとる。
ポーサット「道の駅」は、国道5号線沿い、プノンペンから約174キロ、ポーサット州都の手前約7キロにある。施設内には駐車場、24 時間利用可能な清潔なトイレ、フードコート、軽食・飲料品販売、ポーサット州の石の彫刻、コンポンチュナン州の陶器など地元特産品や雑貨の販売がある。
《編集部》
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