国土交通省は3月4日、JR東日本に対して降雪時の安全輸送の確保を徹底するよう指示した。
JR東日本が運行する奥羽線・神宮寺駅~刈和野駅間で、3月2日秋田新幹線「こまち」が脱線する事故が発生した。事故原因については、現在、運輸安全委員会により調査中。
同区間は新幹線と直通する車両が走行する区間でもあり、新幹線ネットワークの一環として重要な輸送を担っている。
このため、同省では、JR東日本に対して降雪時、積雪状況を踏まえた線路の除雪と、状況に応じた運行管理など安全確保を図ることを指導した。また、原因究明について、運輸安全委員会の調査に協力するとともに、JR東日本としても原因の究明を行い、これらの結果に基づいた必要な措置を実施するよう指示した。