トヨタ豊田社長、初の社外取締役「より開かれたと思われる体制が必要」

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ自動車・豊田章男社長
トヨタ自動車・豊田章男社長 全 4 枚 拡大写真

トヨタ自動車の豊田章男社長は3月6日、都内で会見し社外取締役制度を初めて導入することを明らかにした。豊田社長は会見後、社外取締役を置く理由について「より開かれたというように周りからも思われる体制が必要」と述べた。

社外取締役には日本生命の宇野郁夫相談役、証券保管振替機構の加藤治彦社長、かつてゼネラル・モーターズ(GM)でグループ・バイス・プレジテントを務めたマーク・ホーガン氏が内定。6月の株主総会で正式に選ばれる。

豊田社長は「一部上場会社8割方の会社が社外取締役体制を敷いている。また株主総会でも毎年そういうご提案を頂いている中で、改めてトヨタがさらに今後発展していく上で、我々は我々でしっかりマネージメントするつもりだが、やはりグローバルに展開をしているということもあいまって、より開かれたというように周りからも思われるという体制が必要ではないかということで、このタイミングでお三方にお願いをした」と経緯を語った。

またマーク・ホーガン氏の起用についてはかつてトヨタ、GM、そして(両社の合弁生産会社の)NUMMIで3者会談というのがありまして、そこで一緒に色々やった思い出が深くある。ここ数年はインターナショナル・アドバイザリー・ボードの一員としても、色んな意味でアドバイスを頂いているので、外の会社で経験してきたマーク・ホーガンさんの意見も取り入れることで、経営判断を間違えないよう色んな意味でのアドバイスを期待している」と述べた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 「めちゃくちゃ好きでした、さよなら」フォードGTの販売終了に対しファンからは悲しみの声
  3. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  4. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  5. 「アルパインスタイル仙台R4」がグランドオープン、待望の仙台エリアへ出店
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る