日立、歩道を自律走行する1人乗り移動支援ロボットを開発

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移動支援ロボット「ROPITS」と、携帯端末予約用画面の例
移動支援ロボット「ROPITS」と、携帯端末予約用画面の例 全 2 枚 拡大写真

日立製作所は、携帯情報端末で指定した位置へ自律走行ができる「任意地点自律送迎機能」を備えた一人乗りの移動支援ロボット「ROPITS」を開発したと発表した。

任意地点自律送迎機能とは、携帯情報端末に表示した予約・操作用画面の地図上で任意地点を指定すると、その位置まで自律走行することができる機能。同機能を活用することで、任意地点まで自律的に搭乗者を迎えに行ったり、目的地まで連れて行ったりすることができる。

日立は、実際の環境形状を再現する3次元環境形状地図を作成。この地図によりROPITSは、座標を正確に認識して移動する。利用者は、携帯情報端末の電子地図上で位置を指定するだけで、市街地の広い範囲における移動ができるほか、立体交差部分など高さの異なる歩道や建屋内での異なる階の歩行空間へのアクセスも可能としている。

また、レーザ距離センサとステレオカメラを搭載し、測定した3次元環境形状情報を融合することで、歩行者や路面凹凸を検出。広い場所では速度を保ちながら障害物から離れ、狭い場所では障害物の近くを減速して走行するなど、様々な障害物が存在する歩道をスムーズに移動する。

さらに、衝撃を吸収するサスペンションと、車輪の上下位置を自由に制御できる駆動装置を直列に配置。車体の状態を常に水平に保つことができ、うねりや凹凸のある歩道でもバランスを崩さず、安定した走行を実現している。

《纐纈敏也@DAYS》

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