プジョー・シトロエン・ジャポンは、プジョー初のミドルサイズミニバンモデル『5008』の発売を開始した。
「ミニバンというカテゴリーにとどまらず、それを超えたものという意味を込め、5008を“プレミアム7シーター”という呼び方をしたい」と同車試乗会で述べるのは、プジョー・シトロエン・ジャポン広報部プジョーPRマネジャーの英信司氏。
年間約300万台(除軽)の日本の自動車市場のうち、約80万台はミニバン市場である。この激戦の市場にあえて5008を投入した理由は、「ボディサイズが大きすぎず、また価格的にも300万円前後のポジションなので、そこはチャンスと考えています」と英氏。
また、「輸入車としても、ボディサイズを小さめにしながら、さらにプレミアム性を持たせるというポジショニングを目指しています」という。
具体的なサイズは、全長は4,530mm、車高1,640mm、全幅は1,840mmとなり、フォルクスワーゲン『トゥーラン』と比較すると、全長で125mm、全幅で45mm大きいのに対し、全高は25mm低くなる。
ミニバンとしては全高が低いことについて英氏は、「低重心にすることで走行安定性能を高めるということです」。また、フロントウインドウを大型化しており、これは、「運転する際の視認性向上」に繋がっているとする。
そして、これらのことから、「特に、女性にも取り回しのしやすい設計やサイズとなっています」とした。