証券委員会(SC)のランジット・アジット・シン委員長は14日、2012年末時点のマレーシア資本市場規模が2.5兆リンギに達したことを明らかにした。前年の2.1兆リンギから16.4%の大幅増となった。
株式市場、債券市場、運用資産、イスラム資本市場がいずれも2ケタの増加となった。
新規株式公開(IPO)の調達資金は計221億リンギ。農園のフェルダ・グローバル・ベンチャーズ、病院経営のIHHヘルスケアなどの大型上場が後押しした。株式市場の昨年末におけるブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)総合指数(FMB KLCI)は1688.95をマークし、時価総額は14.1%増の1.5兆リンギとなった。運用資産は19.2%増の5,051億リンギとなり、ユニット型投資信託の純資産額は2949億リンギとなった。
イスラム資本市場の規模は22.6%増の1.4兆リンギとなった。世界全体のスクーク(イスラム債)発行額の76.9%をマレーシアが占めた。
(ニュー・ストレーツ・タイムズ、ベルナマ通信、3月14日、SC発表資料)