ダイハツ工業は、生え抜きの三井正則副社長が社長に昇格する人事を内定した。6月開催の定時株主総会とその後の取締役会で正式に決定する。
ダイハツ工業のトップはこれまで主にトヨタ自動車出身者が就任してきた。ダイハツ生え抜きのトップは21年ぶりとなる。
伊奈功一社長は代表権を持つ会長に就任する。奥村勝彦会長は退任する。
また、金子達也取締役専務執行役員が代表権を持つ副社長に昇格する。
三井氏は1975年にダイハツ工業に入社、第二生産技術部長などを経て2004年に取締役、2006年にダイハツ九州の常務取締役、2010年にダイハツ工業の副社長に就任した。現在、国内事業を担当し、トヨタ事業本部長を兼務している。