【IAAE 13】BASF、水性塗料の現状と100%導入の成功例を講演

自動車 ビジネス 企業動向
【IAAE 13】BASF講演
【IAAE 13】BASF講演 全 4 枚 拡大写真

BASFはIAAE13の会場において、「水性塗料とボディーショップのいい関係」と題し講演を行った。

【画像全4枚】

自動車の塗料には大きく有機溶剤系塗料と水性塗料の2種類がある。主流は有機溶剤系塗料であるが、VOC(揮発性有機化合物)規制などにより、水性塗料は環境対応塗料として新車ラインでも取り入れられるようになっている。

水性塗料の普及、浸透に取り組むBASFジャパンコーティングス事業部常務執行役員の佐藤明彦氏によると、同事業部では新車ライン向け塗料の割合が7割程度、2割が工業用塗料、残りが補修用塗料となっている。「補修用塗料分野で、当社は一定の競争力をもつ『RM』というブランドの塗料をラインアップしています。この分野は成長のポテンシャルが高く、力を入れていきたいところです」と話す。

補修用塗料で注力しているのが水性化の推進。担当者によると、補修用塗料の水性化は、あまり進んでいないのが現状だという。

国内ではVOC規制の強化は進んでいないが、有機溶剤などに使用されているエチルベンゼンが特定化学物質障害予防規制に新たに登録された。「エチルベンゼンを使っているものに対しては、作業環境の測定をし、その内容を30年間保管しなければなりませんので、少しずつですが水性塗料、環境対応塗料の優位性は高まっています」と話す。

補修用水性塗料の導入が遅れる要因としてはほかに、作業にあたるペインターの技術的な問題や、コスト、品質への理解などがある。今回の講演では、水性塗料を100%導入を果たした明和自動車代表取締役の下村雅之氏とオートサービス中北代表取締役の中北義之氏により、導入の経緯、品質や経済性などが解説された。加えて、地元中学の職業体験や見学等、地域との関係において、いかに効果があるかも語られた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『セレナ』次期型は2028年登場か!? 第3世代e-POWER搭載へ
  2. 四輪事業で苦戦のホンダ、三菱自動車からタイ生産の『トライトン』をOEM供給へ[新聞ウォッチ]
  3. カロッツェリア「楽ナビ」新型13機種、11月発売へ 業界初・最大6年間の自動地図更新も
  4. ポルシェ、新型ミッドシップスーパーカーをプレビュー…「ミッション S」10月15日発表へ
  5. 「カッコよすぎじゃないですか?」米国ホンダのSUV『パスポート』、2027年日本導入にSNSでは期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. EV・欧州減速=日本が正しかった、では見えてこない欧州市場と中国の戦略[インタビュー]
  3. スカニア、中国で新事業開発組織「VNBC」設立…電動・自動運転輸送を加速へ
  4. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
  5. ◆終了◆ 10/7 自動車パワーエレクトロニクスの進化と今後の方向性~次世代電動パワートレーンはどこへ向かうのか~
ランキングをもっと見る