独自構造の"マトリックス・ボディ・プライ"を採用…アドバンスポーツ V105

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アドバンスポーツ V105
アドバンスポーツ V105 全 3 枚 拡大写真
横浜ゴムは3月21日、2012年11月16日に発表したグローバルフラッグシップタイヤの『アドバンスポーツ V105』のプレス向け試乗会を開催、詳しい技術説明を行った。

アドバンスポーツの名が冠されたモデルは、V103についで2代目となる。V105はマトリックス・ボディ・プライと呼ばれる独自の構造を採用することで、乗り心地の向上とともにハンドリングの正確さ加減速時のグリップの高さを実現している。

通常のラジアルタイヤはカーカスと言われる構造部材を回転方向に対して直角に配置する。一方バイアスタイヤと呼ばれるものはタイヤの回転方向に対して角度を持たせて配置している。

マトリックス・ボディ・プライは、基本をラジアル構造としながら、一部にバイアス状の構造部材を組み合わせたもので、モータースポーツ用タイヤの開発技術を応用したものとなっている。

また、ウエット性能を向上するために旋回時の接地中心線位置にメイングルーブを配置、トレッド面を膨らませたような構造として路面への接地時に面圧が均一となるよう断面形状の最適化、シリカの微粒子化と配分量の増量、および均一配合などによるグリップの向上などが図られている。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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