日本の特許庁、マレーシアで国際特許出願の調査可能に

エマージング・マーケット 東南アジア

日本の経済産業省は3月29日、日本国特許庁がマレーシア知的財産公社との合意により、4月1日からマレーシア知的財産公社が受理した特許協力条約(PCT)に対して、国際調査・国際予備審査を実施することが可能となったと発表した。

この合意により、マレーシアの日系企業を含む出願人は、国際調査機関・国際予備調査機関として日本国特許庁を選択することで日本による先行技術調査結果を受けることができる。

日本企業によるアジア新興国への研究開発拠点の展開が拡大しており、現地での知的財産活動の重要性が高まっている。日本国特許庁は成長著しい東南アジア諸国連合(ASEAN)の更なる経済発展及び日系企業の事業活動支援のため、ASEANの知財協力を強化しており、人材育成・IT化支援、商標や意匠に関する国際協定への加盟支援、国民の知財意識向上等による模範品対策への協力など、ASEANのニーズに沿った知財協力を進めている。

日本国特許庁は、今後も引き続き現地日系企業を含む現地出願者が海外で安定した権利を得ることができる環境の実現に向け、審査協力の取り組みを行うなど日本企業のグローバルな事業活動の支援に努めていく方針だ。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  6. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  7. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  8. アプリリア、“鈴鹿未体験”のオールイタリアンチームで3年ぶりの8耐表彰台
  9. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  10. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る