デンソーは、4月21日から29日まで一般公開される「上海モーターショー」に出展、安全・環境分野に関する製品・技術を中心に、幅広い製品・技術を紹介する。
メイン展示として、2020年のクルマ社会をイメージした体験型コックピット「レゾナンス2020」を中国で初展示。人工知能を搭載した車両を想定し、各種センサーや車車・路車間通信技術から得た情報をもとに、渋滞情報やクルマ同士の衝突リスクをリアルタイムでドライバーに知らせるとともに、危険車両が接近したときに自動運転で衝突を回避するデモが体験できる。また、ドライバーの嗜好にあった店舗やレストランなどの情報を収集し、ドライバーに提案するデモなども行う。
安全分野では、ポップアップフード用の「歩行者衝突検知センサー」、衝突被害軽減システムおよび車間距離制御システム用の「ミリ波レーダー」を初出展。また、ドライバーの顔画像から眠気度合いなど運転意識低下状態を検出し、安全運転に寄与する「ドライバーステータスモニター」や、車車・路車間通信技術を用いた「インフラ協調システム」を展示する。
環境分野では、「インバーター」、「リチウムイオン電池用電池監視ユニット」、「モーターステー ター」、「DC-DCコンバーター」などのハイブリッド車・電気自動車用製品や、「リチウムイオン電池パック」、「蓄冷エバポレーター」などのアイドルストップシステム関連製品を展示する。