倒産件数19.6%減と5カ月連続マイナス…3月帝国データバンク

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帝国データバンク、企業倒産集計3月
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帝国データバンクが発表した3月の倒産集計によると、倒産件数は前年同月比19.6%減の836件となり、5カ月連続マイナスとなった。

復興需要や設備投資の増加などを背景に、建設業が6カ月連続で減少しており、地域別でも9地域中、6地域で前年同月を下回り、特に関東、九州の2地域は30%を超える大幅減少となった。

負債総額は同59.6%減の1446億2300万円と大幅マイナスとなった。2000年1月以降、過去2番目に低い水準。負債トップはホテル経営の聴涛館で58億円だった。

業種別に見ると、7業種すべてで前年同月を下回った。特に建設業、小売業、サービス業、不動産業の4業種は前年同月比20%を超える大幅減少となった。全業種で前年同月を下回るのは、2012年8月以来7カ月ぶり。

主因別の内訳を見ると、「不況型倒産」の合計は681件で、全体の81.5%を占めた。前月を2.4ポイント、前年同月も0.4ポイント下回った。「金融円滑化法利用後の倒産」は42件が判明し、前年同月比61.5%の大幅増加となった。「円高関連倒産」は12件判明し、うち為替デリバティブ損失によるものは2件だった。

負債額別に見ると、負債5000万円未満の倒産は423件で、同19.0%の減少となったものの、構成比は50.6%と、5カ月連続で過半数を占めた。一方で、負債100億円以上の大型倒産は2012年9月以来、6カ月ぶりに発生しなかった。資本金別に見ると、個人経営と資本金1000万円未満の合計は468件で、全体の56.0%を占めた。

地域別に見ると、関東が同30.4%減、九州が同31.6%減となり、大幅減少となった。一方で、北海道は同22.6%増、中部が同18.1%増、四国が同35.7%増となり、3地域で前年同月を上回った。

《レスポンス編集部》

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