川崎重工業は、同社が開発した30MW級高効率ガスタービン「L30A」が、第42回日本産業技術大賞の「審査委員会特別賞」を受賞したと発表した。
日本産業技術大賞は、日本の産業社会の発展に貢献した技術開発成果を毎年選定し、開発・実用化した企業およびグループを表彰するもので、日刊工業新聞社が主催している。
川崎重工のL30Aガスタービンは、30MW級で世界最高の発電効率を持ち、CO2削減や省エネルギーに貢献する。今回の受賞は、L30A環境性能と、開発した同社の技術力が高く評価されたとしている。
高効率で環境に優しい産業用ガスタービンを利用した複合発電(コージェネレーション、コンバインドサイクル)プラントが省エネルギー分野で注目されている。L30Aは、こうした社会のニーズに応えるため、高性能でエコフレンドリーな産業用ガスタービンとして開発した。