マレーシア与党連合の候補選定、若さ&清廉を重視 「グレー政治家」を排除

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア与党連合の候補選定、若さ&清廉を重視 「グレー政治家」を排除
マレーシア与党連合の候補選定、若さ&清廉を重視 「グレー政治家」を排除 全 1 枚 拡大写真

与党連合・国民戦線(BN)が16日に総選挙の候補者名簿を発表したが、若者を中心とした無党派層の受けを狙って若手の登用やスキャンダル色の強いベテランの排除による、フレッシュでクリーンな印象づけを重視した選定だったと受け止められている。

大物政治家では、汚職疑惑がささやかれた与党第一党・統一マレー国民組織(UMNO)元婦人部長のシャリザ・アブドル・ジャリル前女性家族共同体開発相、マレーシア華人協会(MCA)のン・イェンイェン党首補(観光相)、言論の自由に対する批判的言論のライス・ヤティム情報通信文化相、愛人問題で叩かれたチュア・ソイレックMCA党首が候補者から漏れた。他にも長期政権により「グレー政治家」とみなされているマラッカ州のモハマド・アリ州首相が、下院議会に配置転換となった。

並行して野党が政権を掌握している州を中心に新人登用も強化され、特に注力するセランゴール州では80%、ペナン州では3分の2、ケダ州では半数で新人候補を擁立した。最年少はペラ州議会選に出馬する25歳のダニエル・ワー・ワイハウ氏(MCA)で、ペナン州議選でも31歳のロー・ジエシェン氏(人民運動党=ゲラカン)の擁立を決めた。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  6. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  7. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  8. アプリリア、“鈴鹿未体験”のオールイタリアンチームで3年ぶりの8耐表彰台
  9. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  10. 軽EV市場に新顔登場、ホンダ『N-ONE e:』と競合する車種
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る