トヨタのEVレーサー、544psにパワーアップ…目指すはパイクスピーク連覇

エコカー EV
TMG EV P002の2013年型
TMG EV P002の2013年型 全 1 枚 拡大写真

6月、米国コロラド州で開催される世界一過酷なヒルクライムレース、「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」。2012年、同レースのEV部門を制したトヨタEVレーサーが、進化を果たし、再びパイクスピークの頂点を目指すことが分かった。

これは5月6日、トヨタ自動車の欧州モータースポーツ部門で、ドイツに本拠を置くTMGが発表したもの。EVプロトタイプレーシングカー、『TMG EV P002』の最新バージョン、2013年型が発表されている。

2012年仕様のTMG EV P002では、2個のモーターが最大出力475psを発生していた。2013年型では、最大出力を69ps引き上げ、544psとした。

また、最大トルクは122kgmへ向上。二次電池は、蓄電容量42kWhのリチウムセラミックバッテリー。最高速230km/hのパフォーマンスを実現する。

TMG EV P002は2012年、全長19.99kmのパイクスピークを10分15秒380のタイムで駆け上がり、EV部門で優勝を収めた。今年は進化したTMG EV P002で、パイクスピーク連覇を狙う。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産の新デザイン、『セントラ』新型を米国発表…「Vモーショングリル」に新解釈
  2. フェラーリ『849テスタロッサ』、日本初披露…価格は6465万円から
  3. ホンダの衝突試験用ダミーは1体2億円以上! では寿命は?
  4. セナのF1マシンにインスパイア、12台限りのロータス『エミーラ』が公開…IAAモビリティ2025
  5. トヨタ『ランドクルーザー250』、米2026年型は今秋発売…日本にない326馬力「i-FORCE MAXハイブリッド」搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る