【新聞ウォッチ】崖っぷちシャープ、異例のトップ交代…奥田社長1年で降板

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2013年5月14日付

●円安の動向政府注視、一時102円台40日で6円安(読売・1面)

●シャープ社長、高橋氏昇格、巨額赤字、奥田氏1年で退任(読売・2面)

●リニア駅コンパクトに、切符予約制売り場なし(東京・3面)

●中国、人件費6割増、アジア新興国で最高、09年比(日経・1面)

●日産「リーフ」走行データ提供、走る電源街で融通(日経・3面)

●いすゞ,設備投資5割増 トラック、東南アジアで需要(日経・11面)

●車各社「円安も追い風だが」増益「原価低減の結果」自工会豊田会長(日経・11面)

ひとくちコメント

巨額の赤字を抱えて経営危機に直面しているシャープが、また社長交代する。奥田隆司社長が会長に就任し、後任の社長に高橋興三副社長を昇格させる人事を固めた、ときょうの各紙が報じている。

今回のトップ人事では片山幹雄会長も退任する見込み。経営の再建に向けた中期経営計画を発表するきょう14日の取締役会で決め、6月に開かれる株主総会で正式に決定する予定という。

奥田社長は就任から1年余りの交代は異例だが、昨年夏に策定した再建計画が遅れていることなどから片山会長と奥田氏についての経営責任を明確化するのが狙いのようだ。

新社長に就任する高橋氏の手腕は未知数だが、シャープは、主力取引銀行のみずほコーポレート銀行と三菱東京UFJ銀行からも役員を受け入れることも決まっており、経営の再建は「銀行主導色がさらに強まりそうだ」(毎日)とみられる。

《福田俊之》

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